「世界の紅茶」へようこそ!

紅茶が初めて日本に輸入されたのは明治20年(1887年)ですが、今ではすっかり日常的な飲み物になり、手に入れることができる茶葉の種類も増えています。
当サイトでは、そんな世界各地の茶葉の特徴、楽しみ方を分かりやすくまとめて紹介していきます。

基礎知識

紅茶の基礎知識

紅茶の歴史、茶葉のグレード、そして紅茶ができるまでの工程などを紹介します。

おいしい紅茶のいれ方

おいしい紅茶のいれ方

ちょっとした心づかいで紅茶はぐっとおいしくなります。
おいしい紅茶のいれ方のコツを覚えましょう。

紅茶の種類(産地別)

紅茶の種類(産地別)

ダージリン、アッサム、ウヴァなど、世界各地の紅茶を産地別に紹介します。

紅茶の種類(その他)

紅茶の種類(その他)

紅茶のブランドやハーブティー、香りを楽しむフレイバーティー、アレンジティーの紹介です。

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INFORMATION

2016-08-22
アレンジティーにアップルティー、ウエディングティー、コーヒーティーを追加しました。
2016-03-03
紅茶のブランド1紅茶のブランド2 を更新しました。
2015-05-24
アレンジティーにティーパンチ、バナナティーを追加しました。

紅茶の全知識・まとめ

もくじ

  1. 紅茶の歴史
    1. お茶の始まりは中国から
    2. 紅茶がヨーロッパへ
    3. イギリスで紅茶文化が発達
    4. ボストン茶会事件
    5. アッサム種の発見
    6. 紅茶が日本へ
  2. 茶葉のグレード
    1. グレードとは
    2. 主な等級区分
  3. 紅茶ができるまで(オーソドックス製法)
  4. 紅茶の楽しみ方
    1. アーリーモーニングティー
    2. ブレックファストティー
    3. イレブンジズ
    4. アフタヌーン・ティーブレイク
    5. アフタヌーン・ティー
    6. ハイティー
    7. アフターディナーティー
  5. ブレンドティーについて
    1. ロイヤルブレンド
    2. イングリッシュ・ブレックファスト
    3. アフタヌーンティー
  6. 紅茶の効能について
  7. 紅茶と緑茶とウーロン茶の違い
  8. おいしい紅茶のいれ方
    1. おいしい紅茶をいれるコツ
    2. 紅茶に適した水
    3. 紅茶のいれ方
  9. 紅茶の種類
    1. ダージリン、アッサムなどの産地別の紅茶の種類
    2. ハーブティー、フレイバーティー、アレンジティー


紅茶の歴史

お茶の始まりは中国から

紅茶をはじめ、いろいろな種類のお茶が世界各地で栽培されていますが、もともとのお茶の原産地は、中国南部の雲南省からチベットにかけての山岳地帯です。一説によると紀元前2,000年以前からお茶は飲まれていたといわれていますが、当時は嗜好品としてではなく、不老不死の薬として飲まれていたようです。
その後、4世紀ごろに茶の栽培が始まり、7世紀ごろには緑茶が飲み物として広がりましたが、まだ貴族だけが飲める貴重なものでした。

その後、中国で農業が重視され、お茶の生産が盛んになると、一般市民の間にもお茶を飲む習慣が広がっていきます。現在の紅茶の原型といえる発酵茶※1が登場したのは、10~13世紀ごろ。しかしどのような経緯で茶葉が発酵されるようになったかは、分かっていません。
このことになると、シルクロード等での交易を通じて、お茶はアジア各地へと急速に広がっていきました。

※1 茶葉の発酵度合いによる、茶の違い
    不発酵…  緑茶
    半発酵…  ウーロン茶
    完全発酵… 紅茶


紅茶がヨーロッパへ

紅茶の歴史が本格的に始まるのは、西欧諸国が大航海時代を迎えた17世紀、中国産のお茶を輸入し始めてからです。1610年ごろ、オランダの東インド会社が中国茶を持ち帰ったことから始まり、その後この不発酵の緑茶を飲む習慣がフランス、イギリスへと伝わっていきました。

紅茶といえばイギリスのイメージですが、当時のお茶はオランダ経由で輸入されたため、1630年代から喫茶の習慣があったオランダに対し、イギリスは1650年代まで、その習慣はありませんでした。これは、当時のイギリスがアジアとの貿易を中国ではなくインドに重点を置いていたためです。今でこそインド産の紅茶は有名ですが、当時のインドにお茶はありませんでした。


イギリスで紅茶文化が発達

1662年、ポルトガルの王女キャサリンがイギリス王室に嫁ぎました。このとき、大量のお茶と砂糖を持参し、当時貴重だった砂糖をたっぷりと入れて、珍重品だったお茶を毎日飲んだのです。これが貴族の間で、おおはやり。たちまちお茶は大流行しました。

その後、お茶の輸入を独占的に行っていたオランダの東インド会社に不満を抱いていたイギリスは、1669年、オランダから茶を輸入することを禁じる法律を制定。そして2国は戦争を始めます(第三次英蘭戦争(1672年~1674年)。この戦争に勝利したイギリスはオランダからお茶を輸入する権利を奪うと、中国・福建省の廈門(あもい)を拠点に、お茶の輸入を開始しました。

このことが、イギリスで紅茶文化が発達する大きなきっかけになりました。なぜなら、廈門に集められたお茶は、現在の紅茶に似た半発酵茶の武夷(ぶい)茶だったからです。このお茶は、茶葉の色が黒かったことからブラックティーとも呼ばれていました。こうして、発酵させない緑茶から半発酵のお茶へと人気が移り、紅茶文化が花開いたのです。


ボストン茶会事件

18世紀後半になると、紅茶はアメリカでも人気となります。当時アメリカを植民地としていたイギリスは、巨大なお茶の消費マーケットとなっていたアメリカに対し、高額な税金をかける印紙税法を施行(1765年)。これに反発したアメリカ人はイギリス商品の不買運動を起こします。その結果、茶税は残し印紙税法は撤廃されましたが、課税反対運動はさらに広がっていきます。

そしてついに1773年、ボストン茶会事件が発生。ボストン港に停泊していたイギリス船を襲撃し、積まれていた342個の茶箱を次々と海に投げ捨てるという事件が起こりました。これがきっかけとなり、各港で同じような事件が連続し、ついにアメリカ独立戦争へとつながっていきました。


アッサム種の発見

1823年、紅茶の歴史はあらたな幕開けを迎えます。イギリスの冒険家ロバート・ブルースが、インドのアッサム地方で自生の茶樹を発見。これが、現在のアッサム種で、中国種とは別の種類だということが分かり、1839年、アッサムティーが誕生しました。

そして、1845年、イギリス人フォーチュンによって、緑茶と紅茶は製法が違うだけで、原料が同じ茶樹であることが発見されます。アッサム種は茶葉が大きいため、それまでの中国種よりも大量生産が可能になったことや、中国種とアッサム種の交配が進み、当時のイギリスの植民地であったインドやスリランカで紅茶の栽培が始められるようになったことから、イギリスの紅茶文化はますます広がっていきました。


紅茶が日本へ

奈良時代に中国から緑茶が持ち込まれて以来、日本は独自のお茶文化を発展させてきました。茶道としてのお茶文化が花開き、幕末には日本茶はヨーロッパにも輸出されていました。そんな日本に紅茶が入ってきたのは明治時代。イギリスから伝わったとされています。
当時の政府は、日本での紅茶生産を目指し、各地に紅茶の試験場をつくったり、中国やインドに製造技術を学んだりしましたが、高品質な紅茶はつくれませんでした。

1906年、輸入食材店の老舗、明治屋がリプトン紅茶を輸入し、販売を開始。ハイカラな飲み物として、たちまち上流階級の人たちに受け入れられました。追って、1972年、三井紅茶(現在の日東紅茶)が日本初の国産紅茶の販売を開始。そうして、紅茶は一般家庭でも飲まれるようになっていきました。

1971年、紅茶の輸入が完全に自由化されると、世界中のいろいろな紅茶が日本にいながら楽しめるようになります。現在、日本で消費される紅茶のほとんどは輸入品ですが、静岡や熊本、三重などで上質な国産紅茶が生産されています。



茶葉のグレード

グレードとは

「オレンジペコ―」という言葉をよく耳にしますが、これの本当の意味は、紅茶のサイズと形状を表す言葉です。
紅茶をいれるときに、小さく細かい茶葉ほど、大きな茶葉と比べて水色やフレイバーが早く得られます。ですから、大小の葉が混じったものでは、いれ方が一定になりません。このため、工場から出荷する際に、茶葉のサイズや形状をそろえます。その時の基準が茶葉の「等級区分」です。つまり、品質上の等級ではなく、茶葉の大きさと形状を表すものなのです。


主な等級区分

OP(Orange Peloe / オレンジペコ―)
オレンジペコ―とは、商品名でもフレイバー名でもなく、また、オレンジの香りがするわけでもありません。
一般的な解釈では、「製茶仕上げが終わった原料茶葉の長さが7~11mmで針金状のもので、葉は薄い。水色はオレンジ色で薄い。」ものをOPといいます。
BOP(Broken Orange Pekoe / ブロークン・オレンジペコ―)
「本来的にOPタイプのリーフになるべき茶葉を、機械でカットしたものが主体で、サイズは2~3mm。最も多く新芽を含み上級品が多い」ものがBOPとされています。ただし、国や産地・時期などによってサイズにばらつきがあります。
BOPF(Broken Orange Pekoe Fannings / ブロークン・オレンジペコ―・ファニングス)
BOPFは、BOPの茶葉よりさらに細かくカットされたもので、サイズは1~2mm。水色はさらに濃くなり、香りがより早く出るため、ティーバッグによく使われます。
D(Dust / ダスト)
「製茶工場で作られる紅茶の中で、もっともサイズが細かいもの」をいう紅茶の業界用語で、分級紅茶(ブロークンズ)をつくる場合、BOP、BOPF、Fなどと一緒にできるものです。良質のダストの場合は、高値で取引されます。反面、通常のダストはインドなどの生産国の人々の日常用の紅茶として、大量に消費されます。
CTC製法
CTC製法とは、特殊な揉捻機を使用して行う、「CRUSH, TEAR, CURL(押しつぶす、引き裂く、丸める)」の頭文字をとった製法です。茶葉を回転数の異なる2つのローラーの間に巻き込み、押しつぶして茶葉の組織を破壊・切断し、丸めて整形します。


紅茶ができるまで(オーソドックス製法)

  1. 摘採(ていさい):

    茶樹の新芽と2枚の若葉(1芯2葉)を丹念に手摘みする。

  2. 萎凋(いちょう):

    摘み取った葉を棚に薄く広げ、12~18時間陰干しする。人口萎凋の場合は、8~15時間で、大量の温風でしおらせる。

  3. 揉捻(じゅうねん):

    揉捻機を使って茶葉を揉み、組織をくだいて酸化発酵させながら、形を整える。この酸化発酵が紅茶の重要なポイント

  4. 玉解き:

    揉捻されてかたまりになった茶葉をふるいにかけ、まんべんなく酸化発酵させる。

  5. 発酵:

    温度25~26℃、湿度90%程度に調整された発酵室に茶葉をいれる。

  6. 乾燥:

    93~96℃の熱風で、水分が3~4%になるまで乾燥。この段階で、酸化酵素の働きは止まる。乾燥が終了したものは「荒茶」と呼ばれ、このあとサイズや型を揃えて「仕上げ茶」とする。



紅茶の楽しみ方

伝統的なイギリスのティータイムについて、紹介します。

アーリーモーニングティー

朝の起き抜けの一杯。ベッドの中でとることも多いので、ベッドティーとも呼ばれています。この一杯は水分補給、目覚まし効果のあるほかに、お通じをよくする効果もあります。現在でもイギリスでは、有料でアーリーモーニングティーをサービスしてくれるホテルが多くあります。


ブレックファストティー

朝食とともにいただく紅茶。伝統的なイギリスの朝食は、トーストにシリアル、ベーコン、目玉焼き、ビーンズ、焼いたトマトやマッシュルームなど、ボリュームたっぷり。近年、一般的な家庭の朝食はトーストやシリアルだけの簡単なものですが、それでもマグにたっぷり注いだミルクティーは欠かせません。


イレブンジズ

午前11時ごろ、時間にして15~20分ほどのティーブレイク。職場や家庭で、ちょっと一息といったニュアンスで、気分転換に紅茶をいただきます。


アフタヌーン・ティーブレイク

午後3~4時の間の小休憩。15分ほどのティータイムで、ミッディ・ティーブレイクとも呼ばれます。ビスケットやパイなど、ちょっとしたものをつまみます。


アフタヌーン・ティー

かつての貴族の習慣の名残で、今でもサーブしているホテルやレストランは、数多くあります。もともとは特別な日に催された午後のお茶会のこと。しゃれたテーブルウェアを準備し、サンドイッチスコーン、ケーキなど、豪華なお茶うけを用意します。19世紀中ごろ、ベッドフォード公爵夫人のアンナマリアが、間食としてお茶と豪華なお茶うけをとっていたのが始まりといわれています。


ハイティー

イギリスの農村部やスコットランドなどで、午後6時ごろ帰宅した一家の主人と子供たちがとる食事のこと。その時に飲むものは紅茶と限られていました。しかし今ではハイティーは、夜コンサートなどに出かける前の食事や、アフターヌーンティーよりはカジュアルな社交的なお茶の場としてとらえられています。


アフターディナーティー

食後のひとときや寝る前の紅茶のこと。ウイスキーやブランデーを紅茶に少し加えたり、チョコレートなどを添えることもあります。



ブレンドティーについて

紅茶専門店で茶葉を量り売りしている場合を除き、あらかじめパッケージングされて販売されているものは、ほとんどブレンドティーです。紅茶の農作物のひとつであり、季節や気候などによってその品質は大きく異なるため、味や香りのバランスをとるために、ブレンドの技術は欠かせません。

このブレンドティー、各メーカーからさまざまなものが出ており、種類は実に豊富。ここではたくさんのバリエーションの中から、代表的なものを紹介します。

ロイヤルブレンド

多くのメーカーで出しているブレンド。名前は多少違っても、ロイヤルブレンドという名のものは、上品でバランスのとれた味わいが特徴です。このロイヤルブレンドをメーカーの顔として販売しているところも多くあります。使用されている茶葉はダージリン、アッサムなどのインド茶にスリランカ茶を混ぜたものが主流になっています。


イングリッシュ・ブレックファスト

朝食用に作られたお茶で、目覚めの一杯にふさわしい濃い味わいのブレンドティーです。頭と体を目覚めさせてくれる濃厚なものが好まれます。イギリス人は紅茶をミルクで飲むことがほとんどないので、ミルクティーに合うようブレンドされています。インド茶とスリランカ茶がブレンドのベースですが、最近では、ケニアの茶葉を使うこともあります。


アフタヌーンティー

午後のひとときを楽しむのに最適な紅茶です。香り豊かなものが多く、ストレートでもミルクティーにしてもおいしいです。ケーキやビスケット、サンドイッチなどをおともに。



紅茶の効能について

コーヒーや日本茶と同様、嗜好品として親しまれている紅茶ですが、もともとは薬として扱われていました。イギリスで初めて紅茶が販売された時も、病気に効く特効薬として紹介されていたといいます。その当時は、紅茶の効能が科学的に証明されていたわけではなく、紅茶が中国からやってきた、そのことが神秘的にとらえられて、噂が先行していたようです。しかし、近年紅茶の成分の分析がされると、さまざまな効能があることが分かってきました。

眠気覚ましや疲労回復に
覚醒作用や疲労回復作用のあるカフェインが多く含まれている飲み物といえばコーヒーですが、紅茶にもカフェインが含まれています。起きぬけの紅茶で眠気を覚ましたり、仕事や運動のあとで飲むと、疲れが癒されます。飲み物としてはコーヒーのカフェイン含有量は紅茶の5倍ですが、原料である茶葉の状態では、紅茶のほうがカフェインを多く含むそうです。
風邪予防に
紅茶に含まれているカテキンは、抗菌・殺菌作用があり、風邪やインフルエンザ予防になります。ただし、飲むことだけではその効果が得られないので、うがい用としていれましょう。濃いめにいれた紅茶でうがいをすると、カテキンがウイルスをコーティングし、感染を防いでくれます。
ダイエットにも効果あり
紅茶はカロリーがほとんどない天然のアルカリ飲料。カロリーを気にせずに飲めます。カフェインをとってから運動をすると、皮下脂肪から先に燃焼されるといわれており、また、カフェインには利尿作用があるので、体の老廃物が早く体外に排出されます。まさにダイエットにうってつけの飲み物です。
目の疲れに効く
紅茶に含まれているカテキンやビタミン類は、疲れ目にも効果があります。その方法は、使い終わったティーバッグを冷水か冷蔵庫で冷やして、水気をしぼり、まぶたの上にのせるというもの。目を休ませるだけでなく、爽快感も得られます。

ほかにもいろいろな効果があるので、ぜひ以下のページもご覧ください。
紅茶の効能について



紅茶と緑茶とウーロン茶の違い

一般にお茶と呼ばれるものには多くの種類があります。紅茶やウーロン茶、ほうじ茶、番茶など、数えればきりがないですが、これらすべては同じ茶樹を原料にしてつくられています。つまり、水色や香味がまるで異なる紅茶と緑茶でも、もととなる茶の葉は同じなのです。(もちろん、使用品種は違いますが。)では、どうして同じ茶葉から紅茶と緑茶ができるのか。それは、製造方法が異なるからです。下の表は、茶を製法の違いによって分類した図ですが、このようにすべてのお茶は3つのグループに分けることができます。

茶の分類図

まず、歴史的にもっとも古い緑茶系のグループですが、このグループには抹茶や煎茶、玉露茶といった全ての緑茶が含まれます。これらのお茶は摘んだ葉を熱して酸化酵素を破壊し、葉を発酵させないようにして作られることから、「不発酵茶」とも呼ばれています。発酵させないので熱して乾燥させた後も緑の葉色がそのまま残り、いれたときの水色は黄色を帯びます。日本と中国では生葉を熱する工程が異なり、それぞれ「蒸し茶」、「釜いり茶」と分けられます。

紅茶に近い水色のウーロン茶は、発酵を途中で止めて作られることから、「半発酵茶」と呼ばれます。半発酵茶のグループには、鉄観音茶に代表されるウーロン茶のほかに、包種茶(パオチョンティー)がありますが、こちらはウーロン茶よりも発酵時間が短く、より緑茶に近い水色と香味が特徴です。ウーロン茶にしろ、包種茶にしろ、製法に発酵工程がある分だけ緑茶独特の渋みや苦みが弱まっているだけです。また、フレイバーティーの一種であるジャスミン茶の原料には一般に包種茶が使われています。

緑茶やウーロン茶に対して、紅茶は葉を十分に発酵させるため、「発酵茶」と呼ばれています。紅茶独特の水色と香味は発酵茶ならではと言えるでしょう。

各茶の製造方法は以下のページをご覧ください。
紅茶と緑茶とウーロン茶の違い



おいしい紅茶のいれ方

おいしい紅茶をいれるコツ

おいしい紅茶をいれるコツ、それは「ゴールデンルール」と呼ばれ、この基本をマスターすれば気軽においしい紅茶を楽しむことができます。

  1. よい茶葉を使う:

    良質の茶葉を選ぶことは、値段が高い茶葉を買うことではありません。スーパーマーケットなどで買うときは、製造年月日や賞味期限を確認、専門店で茶葉を見て買う場合は、つやがよくかたちがそろっており乾燥しているものを選びましょう。

  2. 茶葉の量を正確に量る:

    基本は、ティーカップ1杯につき茶葉は約2g(キャディスプーンなら軽く1杯、ティースプーンなら1杯)です。大きい茶葉は気持ち多めに、小さい茶葉は少なめにするとよいでしょう。

  3. ティーポットを使用する:

    ティーポットを使うことで、お湯を注いだ時に茶葉が対流し、まろやかでおいしい紅茶に仕上がります。これをジャンピングといいます。また、茶葉をいれる前に、ティーポットはあらかじめあたためておくようにしましょう。紅茶の香りがぐんと引き立ちます。

  4. くみたての水を沸騰させる:

    外かもしれませんが、紅茶に適した水は、くみたての水道水です。ミネラル分が少なく空気を含んだ水が、紅茶のもつ風味や香りを引き出してくれるからです。そうしてもう一つのポイントは、水を十分に沸騰させること。とはいえ沸騰させすぎると空気が逃げてしまうので、直径2~3cmほどの泡が出てお湯の表面が波打ってきた時点で、すばやくティーポットに注ぎましょう。

  5. 茶葉をしっかりと蒸らす:

    細かい茶葉なら3分、大きな茶葉なら5分が目安です。温度が下がると対流運動が起こりにくくなるので、ティーポットはなるべく冷まさないように、ティーマットやティーコジーを使って保温することが大切です。


紅茶に適した水

最初に結論から言ってしまいますと、おいしい紅茶をいれるために用意する水は、「くみたての水道水」です。水に関しては、「硬水」「軟水」という言葉を聞きますが、紅茶の味や香り、色を引き出すのは軟水のほうです。一般的にいって、日本の水は軟水ですので、くみたての水を使えばよいわけです。

紅茶に適した軟水と不向きな硬水

水の硬度、軟水か硬水かを決めるのは、水に溶けている酸化カルシウムの量です。酸化カルシウム量が多い水を硬水、少ない水を軟水といいます。この水の質をあらわす単位を「硬度」といい、100ccの水に酸化カルシウム1mg溶けている状態を硬度1度と表します。
硬水に多く含まれる酸化カルシウムは、紅茶のおいしさのもととなるタンニンが溶けるのを妨げ、本来の香りや水色が浸出しないようにしてしまうのです。日本の水は酸化カルシウムの少ない軟水ですので、香気の高い紅茶を充分に味わうことが可能です。

そのほか、紅茶を入れるのに不向きな水については、以下のページをご覧ください。
おいしい紅茶をいれるための水について


紅茶のいれ方

紅茶にもいろいろな種類があり、それぞれのいれ方があります。まずはその中で、基本となるストレートティーのいれ方をご紹介します。

ストレートティーのいれ方

【適した紅茶】 ダージリン  キーマン  ニルギリ  など長く撚られた茶葉

  1. ティーポット、カップを温める:

    おいしい紅茶をいれるためには、お茶の温度はとても重要。ポットやカップが冷たいと、紅茶のもつ豊かな味や香りを引き出すことができません。

  2. 茶葉をいれる:

    茶葉の分量をはかりながら、ポットに入れます。基本は1カップ(150cc)に対して、ティースプーン1杯。

  3. お湯を注ぐ:

    十分に沸騰したお湯をなるべく高い位置から勢いよく注ぎます。1℃でも温度を下げないように、ティーポットをやかんにできるだけ近づけます。

  4. ティーコジーをかぶせる:

    ティーポットにふたをし、ティーコジーをかぶせます。これもティーポットを保温しておいしい紅茶に仕上げるためです。

  5. 茶葉を蒸らす:

    砂時計などを使って時間を正確に測ります。リーフタイプの場合は5分以上蒸らしてください。撚られた茶葉が開いたらOKです。

  6. 軽くかき混ぜる:

    蒸らし終えたら、いったんティーポットのふたを開けて軽くかき混ぜます。濃さを均一にするためなので、混ぜるのはあくまで軽く。

  7. ストレーナーでこしながらカップに注ぐ:

    温めておいたカップに、ストレーナーを使って茶葉をこしながら注ぎます。ベストドロップと呼ばれる最後の一滴まで注ぎましょう。

これをベースに、ミルクティーやアイスティー、チャイなどを作ります。
詳しくは以下のページをご覧ください。
おいしい紅茶のいれ方



紅茶の種類

ダージリン、アッサムなどの産地別の紅茶の種類

紅茶は、世界中で生産されていますが、その中でもインドのダージリン、スリランカのウヴァ、中国のキームンは世界の三大銘茶とされています。

ダージリン
ダージリン

世界三大銘茶の一つであるダージリンは、紅茶の最高級品として有名です。 「紅茶のシャンパン」とも呼ばれ、薄いオレンジ色の水色と高貴な香り、特有の渋みが特徴です。

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アッサム
アッサム

アッサムは北東インドのアッサム州ブラマプトラ河両岸に広がる、世界最大の茶生産地。インドで生産される紅茶の半分はこのアッサムで作られています。

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ハイレンジ
ハイレンジ

ハイレンジは、南インドはケララ州にある紅茶の産地。紅茶の香りは爽やかで、オレンジの花を連想させます。

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シッキム
シッキム

シッキムの茶樹はダージリンの茶園から譲り受けたもので、味、香りともダージリン茶と似ています。とてもデリケートな味わいで、渋みは比較的少なく、甘みの多いフラワリーなフレイバーが特徴です。

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ウヴァ
ウヴァ

世界三大銘茶の一つ、ウヴァ。バラのような香りと心地よい渋みが特徴で、ミルクティーに向いており、イギリスで人気の高い紅茶です。

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ディンブラ
ディンブラ

年間を通して、品質が安定している紅茶。味、香りのバランスがとれているので、ブレンドやアレンジティーにしてもおいしい、守備範囲の広い紅茶です。

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ヌワラエリア
ヌワラエリア

濃厚で心地よい渋みとコク、甘い香りを持つ紅茶です。

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キャンディ
キャンディ

ソフトな味わいを持つ、セイロンティー誕生の地の紅茶。アレンジがききやすく、バリエーションティーにおすすめです。

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ラプサンスーチョン
ラプサンスーチョン

茶の発祥の地である中国福建省北部の崇安県産の紅茶。この由緒正しい場所で生産されるラプサンスーチョンは、独特のスモーキーフレーバーを持つ、個性の強い中国紅茶です。

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キームン
キームン

中国が誇る世界三大銘茶の一つ。最高峰1,800m以上を誇る黄山山脈近くでは、年間200日も雨が降り、濃厚な霧が立ち込めます。このたくさんの雨と霧が、紅茶作りに適しています。

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シャングリラ
シャングリラ

知る人ぞ知る、ハイレベルな茶葉を生産しているネパール。シャングリラはそんなネパールを代表する茶葉で、繊細な香りと特有のやさしい味わい、そしてナチュラルな趣を有しています。

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ジャワ
ジャワ

日本でもおなじみのすっきりとした味わいを持つインドネシアの紅茶です。農園の近くは、スリランカの地形とよく似ているので、紅茶の味わいも近いものがあります。

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ケニア
ケニア

人気急上昇中!飲みやすいアフリカ茶です。

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ハーブティー、フレイバーティー、アレンジティー

最後に、紅茶の様々な楽しみ方を紹介しましょう。

ハーブティー
爽やかな味、香りととともに、健康に良いともされているハーブティー。
フレイバーティー
香料などで香りづけされた紅茶は、一味違ったおいしさです。季節に合わせて、お好みのフレイバーで。
アレンジティー
紅茶と果物、アルコールやほかの飲み物と合わせると、思わぬおいしさが引き出せます。いろいろ組み合わせて、あなただけのオリジナルアレンジも試してみてください。
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