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紅茶の楽しみ方

紅茶文化の国といえば、イギリス。減少傾向にあるとはいえ、それでもイギリス人の一人当たりの年間紅茶消費量は約2.5kg。一日平均5~6杯の紅茶を飲んでいる計算になります。イギリス人のライフスタイルに定着した紅茶文化のそもそもの始まりは、上流階級の人々がいかにして、紅茶を楽しんだか。伝統的なイギリスのティータイムについて、触れてみましょう。

アーリーモーニングティー

朝の起き抜けの一杯。ベッドの中でとることも多いので、ベッドティーとも呼ばれています。この一杯は水分補給、目覚まし効果のあるほかに、お通じをよくする効果もあります。現在でもイギリスでは、有料でアーリーモーニングティーをサービスしてくれるホテルが多くあります。

ブレックファストティー

朝食とともにいただく紅茶。伝統的なイギリスの朝食は、トーストにシリアル、ベーコン、目玉焼き、ビーンズ、焼いたトマトやマッシュルームなど、ボリュームたっぷり。近年、一般的な家庭の朝食はトーストやシリアルだけの簡単なものですが、それでもマグにたっぷり注いだミルクティーは欠かせません。

イレブンジズ

午前11時ごろ、時間にして15~20分ほどのティーブレイク。職場や家庭で、ちょっと一息といったニュアンスで、気分転換に紅茶をいただきます。

アフタヌーン・ティー

かつての貴族の習慣の名残で、今でもサーブしているホテルやレストランは、数多くあります。もともとは特別な日に催された午後のお茶会のこと。しゃれたテーブルウェアを準備し、サンドイッチスコーン、ケーキなど、豪華なお茶うけを用意します。19世紀中ごろ、ベッドフォード公爵夫人のアンナマリアが、間食としてお茶と豪華なお茶うけをとっていたのが始まりといわれています。

アフタヌーン・ティーブレイク

午後3~4時の間の小休憩。15分ほどのティータイムで、ミッディ・ティーブレイクとも呼ばれます。ビスケットやパイなど、ちょっとしたものをつまみます。

ハイティー

イギリスの農村部やスコットランドなどで、午後6時ごろ帰宅した一家の主人と子供たちがとる食事のこと。その時に飲むものは紅茶と限られていました。しかし今ではハイティーは、夜コンサートなどに出かける前の食事や、アフターヌーンティーよりはカジュアルな社交的なお茶の場としてとらえられています。

アフターディナーティー

食後のひとときや寝る前の紅茶のこと。ウイスキーやブランデーを紅茶に少し加えたり、チョコレートなどを添えることもあります。

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