紅茶ができるまで
丹念に手摘みされる茶葉。その後、私たちが目にする形になるまでの工程をチェックしてみましょう。
(オーソドックス製法)
摘採(ていさい)
茶樹の新芽と2枚の若葉(1芯2葉)を丹念に手摘みする。
萎凋(いちょう)
摘み取った葉を棚に薄く広げ、12~18時間陰干しする。人口萎凋の場合は、8~15時間で、大量の温風でしおらせる。
揉捻(じゅうねん)
揉捻機を使って茶葉を揉み、組織をくだいて酸化発酵させながら、形を整える。この酸化発酵が紅茶の重要なポイント
玉解き
揉捻されてかたまりになった茶葉をふるいにかけ、まんべんなく酸化発酵させる。
発酵
温度25~26℃、湿度90%程度に調整された発酵室に茶葉をいれる。
乾燥
93~96℃の熱風で、水分が3~4%になるまで乾燥。この段階で、酸化酵素の働きは止まる。乾燥が終了したものは「荒茶」と呼ばれ、このあとサイズや型を揃えて「仕上げ茶」とする。
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