ローズヒップ

フルーティーな甘酸っぱさとたっぷりのビタミンCですっかり人気が定着

学名	Rosa canina
科名	バラ科
利用部分	実
期待効果	便秘改善、利尿作用、強壮作用、美肌効果

ビタミンCやミネラルをたっぷり含み、美肌に効果があるとして、近年女性を中心に圧倒的な支持を集めているローズヒップ。それもそのはず、ローズヒップのもつビタミンCはレモンの20倍といわれているのです。ビタミンCに、風邪の予防や症状緩和に効果があることは広く知られています。また、ローズヒップはアルコールやタバコに対する免疫力を高めてくれるともいわれています。
さらに、ビタミンA、B、Eなども豊富に含み、滋養強壮効果が高く、妊婦の栄養補給にも使われます。利尿作用があり、代謝を促進するので、ダイエットアイテムとして登場することもあります。まさに女性のためにあるハーブといえるでしょう。
いただき方はいろいろありますが、おちゃとしていただくのが一番オーソドックス。ローズヒップは酸味があるものの、決して強いものではないので、フルーティーな甘い香りがしっかり出るよう、心持ち濃いめにいれたほうが、おいしく飲めます。ホールの場合は、エキスを出やすくするために、お湯を注ぐ前に実をつぶしておくと良いでしょう。ストレートティーの場合は5分以上を目安に、ゆっくりと時間をかけていれてください。煮つめてジャムにしたり、マフィンなどのお菓子に入れたりするのもポピュラーです。
ローズヒップとは、バラの花が咲いたあとにつく実のことで、品種はハマナスやスイートブイヤーなどいくつかありますが、よく用いられるのは、ドッグローズという品種です。